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今週の儲かる繁盛店の視点 618号:「なぜ、外来のボトルネックが解決できると利益が上がるのか?」

「先生、病院で人時生産性はどう使っていけばいいのでしょうか? 」セミナーに参加されたとある急性期病院の院長さんからのご相談です。
お話をお聞きすると、診察室の前で患者が待っている、これを、人時生産性の視点でスムーズにするには、どうやればいいのか教えてほしいとのこと。

外来の患者の待ち時間を改善しようとすると、「医師が何人診られるか」につい目が行き、ここが最も遅い工程(ボトルネック)ではないかと疑われたりします。

はたして、本当にそうなのでしょうか?

少し考えてみていただきいのは、診察時間そのものを1人5分とすると、理論上は1時間に12人診られます。これは 平均的な数値ですが決して遅い数字ではありません。

しかし、現実は、患者が診察室に入るまでに20分~60分待っていることが多い。一体どうしてなのか?誰もが不思議に思います。

そこで追跡調査してみると、医師だけでは解決できない問題があることが見えてきます。実際に前の段階の「検査」ではこんなことがおきていました。

「検査」ではMRIやX線などの高額機器による検査患者は比較的スムーズに流れていることが分かりました。

MRIやX線などの場合、機器台数に限りがあるため、事前予約の仕組みがありそのルールで動いていたため、その患者さんはスムーズに診察を受けることが出来ていたのです。

じゃあ、他に何が原因なのか?

そこで同じように他も調べていくと・・・採血検査からいろんなことが浮かび上がってきました。

採血検査は、絶対数が多いにもかかわらず、事前予約の仕組みがないため、受付時刻が過ぎると 各部署から患者が押し寄せ、処理しきれず患者を待たせることになっていたのです。

採血で待つ、さらに、検査結果が出るのに待つといった、二つの待ち時間が起きていたことから、診察の待ち時間の原因になっていたというわけです。

そこで、業務フロー推進委員会では、採血検査で試験的に予約制を導入してみたところ、採血検査の渋滞は消え、診察待ちの患者さんは半分以下になったのです。

さらに、時間帯別に不足が出るとこについては、他部署から応援を組むことで修正を継続的に実施していきました。

 

これによって、待ち時間が無くなっただけでなく、患者処理数が2割改善したことから、同じ人員で、120%の患者さんを処理できるようになりました。

ボトルネックは、医師の診察ではなく、採血の予約仕組み欠如であったことがわかったのですが、病院の入口である外来のボトルネックを解消することによって、病院全体の処理能力を底上げし、売上アップに結果を得ることが出来たということです。

詳しくは、セミナーでお伝えしてますが

あなたの病院でも、これを機会に業務フローでボトルネック今すぐ解決してみませんか?

著:伊藤稔