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今週の儲かる繁盛店の視点 第132話:「人時生産性改善を実現できるチェーンと出来ないチェーンの違い」

132%e8%a9%b1-1第132話:「人時生産性改善を実現できるチェーンと出来ないチェーンの違い」

 

 

 

「イトウサン 人時生産性の改善っていいますと、リストラがメインということでしょうか?」

 
 先日、弊社にご相談にお見えになったあるチェーンの社長からのご相談です。

 

 

――――生産性改善とは、利益に結びつかないコストを利益に生むコスト変換し成長させていくことです。とキッパリと申し上げております。
 
 詳細はセミナーでお伝えしてますが、ざっくり申し上げますと、5年、10年と成長し続けたいと考えておられる社長とタッグを組み,利益を増やしていく、経営の根幹部分を変革させていくプロジェクトとなります。
 お店の発注 陳列 ディスプレイなどの仕事には、利益になる作業と、ならない作業が混在しています。

 

 仮に、1つのショップで利益にならない作業時間が1分間あったとします。それが年間繰り返し行われたとすると365分(約6時間)時給千円換算で6千円です。

 

 この6千円が高いか低いかは別として、

 

 ここに5人のスタッフがいたとすれば利益を生まない人件費は(6千円×5人)年間3万円で、その必要売上高は30万となります。

 それが100人のパートがいるスーパーマーケットなら必要売上は600万円にもなります。

 たかが1分であっても、利益を生まないことに使われている人件費から、必要売上をだしてみると一日の売上に匹敵するくらいになるのです。

 

 

 企業である以上ローコスト経営というのは避けて通れない道ですが、これを、場当たり的に残業時間カットしたり、顧客サービスを低下させるようなやり方をするのは、全うなやり方とは言えません。

 
 これからは、今まで、個人に依存しきってきた業務体質を 企業がやるべき仕事に人をつけていく方向に転換していくことが重要です。

 

 「そんな面倒なことをやらなくても、うちは店ごとにちゃんと回っている」という声が聞こえてきそうですが、

 

 ―――――では、この先5年間の営業利益率の改善戦略はありますか?

 

 とお聞きすると 皆さん「うっ!」と言葉に詰まります。

 

 

チェーンストアが景気と天気で生き残れた時代は、遠い昔の話。
 大事なことは この先5年10年と利益を生み出す仕組みがあって、2017年度の取り組み戦略がすでに具体的に決まっているかどうかということです。

 

 

 店舗マネジメントのやり方として、パート社員にやってほしいことが 時間別に記載されているものがあって、それを確認していくのがマネジャーの仕事であり マネジャー業務の確認をしていくのが店長の役割となります。

 

 ところがそういった作業内容を指示確認するものが、いまだにないチェーン店があります。
 冷静に考えてみればわかるのですが、こういうチェーンの店長は品出しやレジばかりに入っています。

 本来すべきコストチェックの仕組みがないため、やることがないので、担当業務支援者の一人となって一生懸命に働いているのです。

 断っておきますが店長がレジにはいることが悪いと言ってるわけではありません。がしかし、コストロールするしくみがないチェーンは、利益で残る経営ができないのです。

 

 どんなに小規模の1店であっても お店を作業設計図どおりに動かすには、作業指示書は必要です。
 

この仕組みはムダなく作業を進めるツールとして、威力を発揮するものですが、それ以上に効果があるのが本部の余計な仕事を抑制する機能があります。
 最近問い合わせで多いのが、「売上を上げるための、接客、売り場づくり 演出技術を店舗に教えてほしい。」というご相談です。

 そういった担当者向け研修であれば、セールスパーソン育成の会社にお願いすればいいと思いお断り申し上げるのですが、よくお聞きしてみると、「店舗ではそれをやる時間がない」というのがというのが真相でありました。
 新しい研修が必要と考えていたのは 主管部だけで、「店側はそれを考えたり実行する時間がまず欲しい」というのが店の要望でありました。
 このように、店舗の作業人時がどこでどう使われているのか?実態を把握していないとボタンの掛け違いが起き、注意しませんと実践することのない研修にお金をかけることになります。

 
 一方では、研修などないチェーンでも、売り場づくりやおすすめ商品を紹介する仕組みをいれるだけで、2倍~10倍の売上結果出してます。

 
 人事研修ありきではなく、まずは、仕組みを作ることで、売上利益は自然に上昇していきます。

 


 
 儲かるチェーン店経営にするためには、業務改革プロジェクトで運用方法を設定し、それを制度として各店が活用できるようにします。

 

 どこに、人時をかけてお客さんを呼んで、商品をどうおすすめしていくのか?どこに人時を設定して売り場を作っていくのか?これが一つでも欠ければ効果はゼロです。

 

 まずは、作業指示書で明確にされていなければ、何も実現はできません。

 

 その投資人時をどれぐらいかけて、毎年営業利益を更新させていく中期計画を立てていくことが重要になります。

 

 「売上は全てを癒す」と言いますが、心を癒す売上をつくるには、仕組みが必要です。

 

 チェーン経営で強く長く成長続けるためには、融資増資に頼ることなく、自社の戦略人時制度ができてはじめスタートラインに立つことができます。

 
 さあ、貴社では、10年成長を見据えた2017年度計画は、すでに出来上がっておられますでしょうか?

 

 
 今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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