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今週の儲かる繁盛店の視点 第343話:「何のための人時生産性なのか?強い企業になってくために絶対に欠かせない2つの○○とは?」

「先生、人時売上実績を見ていくと、週末は良いのですが、平日の人時売上が低くてダメなんです。ここを何とか底上げしていかないと・・・」

とある企業の社長さんからのご相談です。

――――いえ、いえ、平日よりも、土日の問題が先です。と伊藤は申し上げました。

確かに週末は売上も人時売上も高くなります、ところが予算もそれだけ高く、問題はそこで予算達成出来ているかどうか?ということです。

コラムをお読みいただいてる皆さんも、自社店舗の直近数値を少しご覧いただき、平日と週末の人時売上を比べてみてみてください。

いかかがでしたでしょうか?

週末売上が高いからといって、人時をかけ過ぎ、月間人時売上が予算割れになっていませんでしたか?ということです。

なぜ、そこまで人を投入すべきと考えたのですか?とお伺いすると「土日は、売れるから」とか「特注など突発的なことが起きたら」ですとか「レジでお客様を待たせては・・・」といった意見が出てきます。

そこで、土日の内訳をお見せいただくと、週30時間の契約の人が多く、しかも、契約は一度も見直されなたことはない、ということです。

かつて売れていた時代で、時給単価が低かった時代であればまだしも、上がる採用単価に、伸びない売上。

コストが高止まりしていることに業を煮やした社長が「人時をさげなさい」といったところで、まず雇用契約を見直さなければ、人時は変わることはありません。

まして、10年前とは、店の使われ方も売上ピークも変わってきているのに、一度も見直しがされていなかったとすると、売上が維持できていたのが不思議なくらいです。

今後、変化に合わせ、雇用契約を変えていくためには、一貫した体系化されたものが必要です。

そこで、経営として、それを10分の1や半分の時間でできるようにする視点を加えながら、だれにでもできる訓練マニュアルを用意していくことで、はじめて、結果は変わってくるからです。

例えば、

販売数量が変われば、品出しの人時も変わりレイバースケジュールで設定することで、無作業状態がなくなります。

また、物量の多い作業は、応援体制で一括して行えば短時間で完了させることも出来ます。さらに 発注自動化を推進すれば、発注作業の人時は要らなくなります。

こういった視点で、内容を精査し、雇用契約を見直していくことが最初のステップとなります。

その次に、欠かすことのできないステップは、「売上から、作業に目を向ける」ということです。

売上だけでは、どのくらいの時間がかかるのかはわかりません。そのためにはまず、売上を上げることにかかる作業時間を算出し、必要人時を出していく事が必須となります。

「そんな面倒なことをやらなくても 売上を見れば、何人必要かは見当がつく」という声が聞こえてきそうですが

――――だから いままで、儲からなかったのです。とキッパリ申し上げています。

理由はシンプルで、売上が高い日=忙しいとは限らないからです。

例えば、これから売り出す、おせち用のかまぼこなどは、通常の5倍~10倍の価格で売っていますが、品出し時間は全く変わりません。つまり、作業量を増やさなくても単価が上がるので売上があがるのです。

一方で、同じお正月料理でも、大皿の刺身盛り合わせや惣菜のオードブルなどは、価格もあがりますが、調理に時間がかるため、ここは売上に準じて必要人時が増えます。

そのため年末期間だけは、人時は増えることになりますが、それも12月全体に及ぼすほど増えはしないということです。

こういった本質的なことが分かっておられる社長がいる企業では、12月売上が高いからといって、通常月の1.5倍から2倍の人時を使うようなことは決してしないということです。

むしろ、12月という売上ピークの人時を低く抑えることで、平常月の人時はさらに下げても回せるようになることから、年間通じ企業の人時生産性が高くなるのです。

「売上があるから人をいれる」のではなく「売上を作る為にどのくらい作業があるのか」で店の運営は決まる、ということです。

この二つのステップの先に目指すべきは、商売の原点となる顧客満足度の追求ということです。

今まで通りのやり方で、売上だけを追っかけるだけでは目指すべき方向を見失うだけでなく、何も残らないのはいうまでもありません。

Amazonでは、商品評価、出品者評価の満足度評価があります。Facebookのメッセンジャーの通話機能にも、顧客満足度評価はあります。
外食業においては、グルメサイトに広告料金を支払って顧客評価を真摯に受け止めています。

一方で、小売業はというと、社長さんに顧客満足度調査をやっていますか?と聞くと、「お客様は本当のことを言わない」とか「そんな調査しても何も見えてこない」であったり「マーケティング企業の調査は胡散臭い」といった、商売に胡坐をかくというよりむしろ運まかせの方もいらっしゃいます。

SNSが台頭した時代だからこそ、批判的な意見もあることと思います。であればあるほど、そういったことに真摯に向き合わない限り、チャンスを手にすることが出来なのもこれまた現実であるということです。

強い企業になっていくために欠かすことのできない2つのステップとは、人時を抑える仕組みの上に、売りあげを支えるノウハウであり、その先ある顧客満足度を追求していくことです。

実際に取り組んでおられる企業では、努力した分、数値が変わることから夢中になり、気づけば、脅威に感じていた同業が後ろにいた。ということは良くある話です。

こういったことを、決断していく指針となるのが、人時売上高であり、その目的は、お客様に支持される良い企業として成長させていくのは、この先も不変であるということです。

さあ、貴社では、まだ、売上だけを追いかけ自らの目的を見失いますか?それとも 顧客満足度の視点で、目標を定め、お客様に支持される企業成長を実現させますか?


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