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今週の儲かる繁盛店の視点 第431話:「社長が自ら動こうとしない理由を行動制限のせいにする企業の行きつく先は? 」

先生、最近は出張もないし、商工会や都内で開催される協会などの付き合いも参加していません。店舗巡回をして 店舗指導に躍起になってるのですが…
と、先日セミナーに参加された、社長さんからのご相談です

お話しをお聞きすると、昨今の行動制限から、社長自身、海外はもとより国内出張もなくなり、社内へ目を向ける時間が多くなったそうです。

今まで、セミナーやご縁があった企業と疎遠になり、新しいことにチャレンジする機会もなく、もっぱら昔やったことだけでは限界もあって…とのこと。

何でもそうですが、新規顧客を開拓したり、新規取り扱い商品の導入なしに、同じことをやり続ければ、その効果は下がっていきます。

先の企業も、売上対策として 週1本から週2.5本へとチラシを倍以上に強化したものの、二回目以降は低迷しておられるとのこと。

現場の店舗といえば、従業員のコロナ陽性者や濃厚接触者による人手不足で売場のメンテナンスが出来ず、本部では、商品調達コストと販管費増問題で、これまた経験したことのない事態がおこってるということです。

「売上さえとれれば…」という声が聞こえてきそうですが

直近の人口統計では、全国最大の61万人が減っていて、これは国内総人口の0.5%に相当します。10年後は5%の610万人の人口が消滅するということです。

言わずもがな、売上は5%減り人手も5%少ない状態で耐えうる経営構造に、今から変えていかなくてはならないということです。

「今は行動制限で、身動きがとれず困っている…」という声も聞こえてきそうですが

人はだれしも「自分のコトになると見えなくなる」ものですが、そもそも、どこの誰が行動制限をかけているのか?ということ考えた時、それが企業のトップであったりするのは往々にしてあるものだからです。

「そんなことない、ウチは行政のルールに則って感染対策をしてる…」という声も聞こえてきそうですが、

海外では英国は半年前に行動制限を解除していますが、重症者や死亡者が激増したという話はありませんし、米国でも既に規制緩和されても問題なく社会が回っていることから、同じ民主主義国家の日本が、遅かれ早かれそのようになるのは時間の問題といえます。

しかし「今はやるべきではない…」と頑として言い続ける政府の動きの遅さに、そろそろ国民もイラつき始めた。というのが今の日本の置かれた状況であるということです。

政府の規制緩和を待つことなく、他より一歩でも早く動き出すことが、優位になることは言うまでもありません。

大事なことは、自社から少し距離をとって己を俯瞰することは、社長以外の誰にも出来ないということです。

情報は都心から地方へと広がるもの、東京と自社がある地域と何が違うのか自らの目で見て真実を知ることが不可欠と言えるでしょう。

そのためには、思考力を磨いておくことが欠かせないわけですが、最も効果的なことは、「否応がなしに考えなくてはならない場」に社長自ら身を置くという事です。

語弊を恐れず申し上げるならば、何でもハイハイと言うことを聞いてくれる部下に囲まれ、うれしい、楽しいといった感情がつづく環境になれてしまうと、人はそこから動きたくなくなるものです

しかし、事態は刻一刻と変化していて、「想像以上にコストが膨らんでどうにもならなくなった」「競合ドラッグに周囲を包囲され売上が3割落ちた」「プロジェクトを組んだが遅々として進まないどうすべきか?」といった山積する課題を次々解決していくことが求められています。

言わずもがな、それ以上に頭を使う環境に身を置かなければ、自社が抱える課題を解決する力など身に着けることが出来ないからです。

苦い経験をしたり、死ぬほどの思いをしたりするからこそ心に刻み付けられるわけで「二度とこんな思いはしたくない」という絶望感から人は何かを学ぼうとします。

過去に成功したことの効果は薄れてゆくものですが、失敗から学ぶ成功に与える影響は高いものだからです。

スポーツジムで日々鍛え上げた筋肉も、怪我でたった数日、入院しただけで筋トレ以前の痩せこけた状態になってしまうのと思考力は同じで、会社と自宅の行き来や同じメンバーとの会議という居心地の環境にいれば、あっという間に思考力は衰退します。

実際に、コロナ禍真っ最中でも、社長ご自身が、自分が罹患するかもしれないとハラハラドキドキしながら、飛行機や新幹線を乗り継ぎ、セミナーに積極的に参加された方もおられます。

たかが、東京のセミナーに参加するだけのことですが、地元に帰れば「東京に行ってきた」と聞いただけで、「近寄らないで!」と家族にいわれ、「食事も別で」といった寂しい日もあり、ご近所からもそう言った目で見られたそうでです。社長といえども人の子、身内や近親者からそう言ったことを言われることは相当堪えるものです。

しかし、誰もいない新幹線や飛行機はものを考えるのには最高ですし、少人数のセミナーでは講師を独占して質問もできるメリットもあります。

中には、個別で話をしたいと、わざわざ東京までお越しになり、仕事とは関係ないとりとめもない話を2時間近くされ帰られた社長さんもおられます。

その出張から何か気づかれたものがあったのでしょう、その後二年間に渡り月に一度、東京にはお越しいただきご指導させていただくことになり頑張って通っておられます。

そのかいあってか、地元競合各社が苦戦する中、独り勝ちの状態で利益を大きく伸ばしておられます。

ともすれば、自粛特需を内部留保で切り抜けようとし、失速している企業が多い中、こういった企業に共通していることは、このコロナ禍という人の目が厳しい状況の中に身を投じ、思考力を磨かれてきた努力が今ここで花開いた。ということです。

ご指導させていただく内容を元に、手順通り社内プロジェクトを立ち上げ、業務改善を施しながら作業指示書を作り上げ目下奮闘中ですが、

社長曰く「今年度は社員給与の引き上げを実行し、一人一人が活き活きと働く環境に一歩近づきました」と満面の笑みで報告いただくその姿は、お手伝いさせていただいたものの1人として、逆に元気をいただき感無量というのが正直なところです。

さあ、貴社では、まだ、あるかどうかもわからない政府の規制緩和を待ち続けますか?それとも、自ら規制の殻を破って 社員の目が輝く企業を創りますか?


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