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今週の儲かる繁盛店の視点 第508話:「なぜ、改善が思いつきで終わってしまうのか?成果を出すのに必要なこととは?」

「先生 チラシなんかもうやめてもいいって 言っているんですが、なかなか進まないんです。」年明け早々、個別相談にお見えになった社長さんからのご相談です。

お話をお伺いすると、昨年期中、売上は上がったが、経費も上がってしまったため、「個々に応じ利益が出なければ、止める方向も検討しなさい」と指示をしたのですが、一向に報告が出てこない。

売上が良いうちであれば、ダメージも少なくて済むと思ったからですが、売上が横ばいになり、期を逃したような気がして「なんでやらなかったんだ!」と先日、声を荒げてしまった。とのこと。

――――それは、確かにもったいなかったですね、他にありますか?

紙クーポンのなどもそうなんです。あれも確かに売上効果はあるのですが、レジでお客さんがあとから出してきたり、打刻ミスといったことが起きます。また、紙クーポン割引操作は人の手によるものなので、いまのままだと、フルセルフレジへの転換もできないんです。

――――なるほど、他にありますか?

自動発注システムなども何年か前に導入したんですが、いまだ、発注端末をもって発注作業をやっていて、売場の人員が減ってきません。

売場からレジへ応援に出すように言っても、新たに仕事をつくってはいろうとしない。など、など、投資をしたにもかかわらず、人件費は増えてしまってるんです。

――――おっしゃる通りそれも、大きな問題ですね

とにかく、誰が何をやっているのか?本部も店長も分かっていないので、人それぞれがバラバラで、効率の良くないやり方が繰り返されてるのです。
誰もが、そういった余計な仕事に時間をとられているというのはわかっていても、具体的にどうすればいいのか?となると誰もわからないのです。

――――来期の目標があると思いますが、その目標に対して、いま、どこまで進んでおられますか?

人件費率は13%くらいなので10%まで下げたいとおもってるんですが、お恥ずかしながら、全く進んでいません。

――――もし、それを今のまま放置した先にはどういった未来がありますか?

あまり想像したくないのですが、来年度の賃上げは出来なくなります、そうすると、新規採用は難しくなり、ベテラン社員の離職が増えます。場合によってはリストラで早期退職も考えなくてはならないかもしれません。老朽化が進んでいる店の改装ができなくなります。

――――他に、懸念されることはありますか?

いまやろうとしていることは、金融機関との約束ごとなので、実行できないと、最悪の場合、倒産も…考えてます。とため息交じりのご様子です。

――――まだ、そうなったわけでないので ご安心ください。
では、反対に満足できる未来とは、具体的に教えていただけますか?

地域で社会貢献できる顧客満足度ナンバーワン企業になることです。

生産性の高い店舗運営ができるようになるということは、賃上げ、新規採用もできますし、ローコスト化の改装投資もできます。

出来れば、そういった新しいカタチの店舗運営をしていきたいです。

―――――いいですねー!

少し話を戻しますが、前出の問題の中で特に解決されたい問題はなんでしょうか?

誰が何をやっているか?わかるようにすることです。

今はそれに似たような、作業割当を見よう見まねで作ってやっているんですが、活用できていません。

何が問題なのか?分かっていないからだと思いますが、その基礎から学び自分たちで活用できるようにしていければとおもっています。

――――作業指示書が作れて、運用できるようになりムダな作業がなくなったらどうですか?

最高だと思います!・・・

こういった感じで話はすすんでいき、どのようにお役にたつことができるか?この日は話をさせていただきました。

作業指示書を作るためには、人時売上(ニンジウリアゲ)について理解することが前提条件になります。

なぜならば、店舗の全ての業務を項目と人時というふうに、分解していかないと、いったいどこに問題があるのか分からないからです。

何が問題なのかを明らかにし、それを取り除いてから作業指示を組み立てレイバースケジュールプログラムへ落とし込んでいくといった流れになります。

一店舗あたり100人近くの人が働く店で、人についた仕事を調べ、それを 仕事に人をつけるには、調査にもそれなりの時間がかることも想定しておくということです。

動かすことのできない作業割当表でムダを繰り返すより、100人の人が抱える問題に対応できる作業指示書を一度しっかり作ることで、席にいながら今日の計画を確認し指示をだすことが出来る日が来るのは決して夢ではないということです。

さあ、貴社ではまだ、改善アイデア数を多く出すだけの状態をやり続けますか?
それとも、満足した結果がえられるように分解手法を身に着けステップを上がっていきますか?


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