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今週の儲かる繁盛店の視点 第524話:「なぜ、人に仕事がついてると業務改善が進まないのか?」

先生、店舗の非効率業務ってどうやって 改善していけばいいのでしょうか?
少し前に オンライン個別相談でお問い合わせいただいた社長さんからのご相談です。

お話をお聞きすると、少子高齢化進む地域のスーパーマーケットチェーン企業で、ここ数年で赤字店を閉鎖し利益改善を進めてこられたそうです。

これからは、攻めに転じ商圏でナンバーワンの人時売上企業を目指したい。とのこと。

――――人時売上ということなんですが、目標はどれくらいを目指していますか?

競合企業が公表している人時売上15千円を、今は目標にしています。

――――それを 達成させるのに何があればできますか?

店舗のムダ作業を探し出し改善させていくことです。これが自社で出来るようになるとチャンスもかなり広がるのではないか?と思ってます。

――――今、やってることはありますか?

店の改善要望を聞き取りしてまとめるように運営部長に指示をしています。しかし、それをどのように活かしていくのかはまだ模索中です。

――――具体的にどういうことなのか、例があれば教えていただけますか?

「例えば、月間お買い得に取りつけるPOPの切り替え作業であったり、チラシ当日の価格チェック作業です。

いずれも、作業自体に時間がかかるだけでなく、レジの価格違いといった一歩間違えればクレームになりかねないリスクも回避できるからです。

今後は対象アイテム数を半分ぐらいに絞っていくつもりですが、商品マスター登録などの基幹システムも更新していかなくてはなりません。

そういった大型投資コストを回収していくことも併せて対策を練っていくことになります」

――――他にありますか?

「こういった改善要望事項に今まで手をつけてこなかったので、これからはノウハウも勉強していかなくてはなりません。

ここでやり方を間違え、社内がギクシャクしまっては、通常業務に支障がでかねないからです。」

――――特に大事なことは何ですか?

「店舗と本部が一緒になって非効率業務改善をいくことが出来ればいいと思ってます。」

――――今日は、非効率業務改善は、どのように最初の一歩を踏み出せばよいか一緒に考えるということでよろしいでしょうか?

「はい、よろしくお願いします。」

店舗の非効率業務とは店舗作業の中で、「極めて量の多いの作業」や「やるのが面倒な作業」といった店舗の人が強く負担感を感じている作業のことです。

それらを見直し、少ない人数でも楽にできるようにしていこうというものです。

注意しなくてはならないことは、非効率業務だけやっていくという意味ではありません。

と申しますのは、非効率業務は氷山の一角にすぎず、本当に解決しなければならない真の問題はここからは見えてこないからです。

この問題を解決するには、人についた仕事の内容を明らかにしなくてはならないため、追跡調査によって調べていくことになります。

面倒だし、大変だから・・・といって

ここを吹っ飛ばしてしまうと、部分的に改善が進んだようにみえても、全体でみると全く効果が出ていなかったり、かえって逆効果?といったことになりかねないからです。

詳しくは 弊社セミナーでお伝えしてますが・・・

こういった失敗を避けるために、まずは、基本となる業務項目設定をおこなったうえで、非効率業務改善に着手していくことが人時改善の普遍的な流れになります。

そのポイントを押さえたうえで、是非、皆さんの企業でも導入してはじめてください。と申し上げております。

さあ、貴社では、人に作業がつき、何もみえない状態をまだ放置しつづけますか?それとも 作業に人をつけることで、商圏ナンバーワンの人時売上企業を目指していきますか?


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