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今週の儲かる繁盛店の視点 第93話:「チェーン経営で人時生産性を高めるには?」

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第93話:「チェーン経営で人時生産性を高めるには?」

 

 

「イトウサン、レイバースケジュールプログラムを勉強したことありますが、導入まではいってないんです。」 とあるチェーンストアの経営者からのご相談です。

 
 最近は、ネットで「人時管理、レイバースケジュールを導入でムダが減り人時生産性があがり、労務管理もラクラク」とか言ってスケジュールソフトらしきものを提唱してる会社がありますが、疑問に思っています。

 レイバーを一度学ばれたことのある経営者であればだれでも、レイバースケジュール(のソフト)を入れただけで、けして現場の士気や人時生産性も何も変わらないことは百も承知です。
 
 「何がどうなって効果が上るのか?」を実務と論理で納得して店舗は動き始めます。
 
 レイバースケジュールで言う「作業指示」という言葉は、「作業の割り当て」です。

 

 作業をやってくれる人に対して、「何時何分から何時何分まで、○○の指示をやってください」と作業割り当てをし その他に余計な作業はさせない、というものです。
 
 一見、労務問題の解決ツールのように見えますが、実は組織の課題であり、いかに作業割り当てを部署ごとにきちんとして稼ぐかということです。
 
 組織管理能力のない企業に、レイバースケジュールを与えても生産性は上ることはありません。

 

 ある会社では導入したものの、店長がパソコンに長時間釘付けになり、長年も生産性が下がり続けた会社があるのも事実です。

 また、これに気づかずに高コスト体質のままのチェーンもあります。
 こういったことを回避するためにも、まず幹部教育でこれを理解することが必要となります。

 一方で、ムダ探しとレイバースケジュールの関係ですが、レイバースケジュールはムダ発見システムではありませんから、これは全く別の手法でムダは見つけて対策をたてていくことが必要になります。

 
 実際にやってみるとわかるのですが、レイバースケジュールのエクセルシートで作業のムダを見つけることができたら、日本中のチェーンストアはもっと生産性は飛躍的に向上しているはずです。

 
 多くの経営者が疑問におもっておられるように、労働分配率が5割近くある店舗の現場で、ムダな作業は、人間の目で作業を一つ一つ見て、探していくのが正しいやり方です。
 ムダ対策でもっとも大事なことは、そのムダをどうやって塊にして、それを有効活用できるか?というアプローチ策があって、はじめて人時売上は変わっていきます。
 「それがわかれば苦労しないよ」となるんですが、いくつか方法はあります。
 既に実践している、米国のチェーンストアでは、売上予算達成させることはむずかしくても、日々のムダなコストを発生させないやり方を 彼らは実にスマートに使いこなし人時生産性を上げ続けています。
 これからは、人時生産性を上げなければ、アマゾン、コストコといった海外リテーラーに、見えないところでジワジワと押されつづけてしまいます。

 
 これまでいくつものチェーン企業をみてきた中で、人時生産性を上げている企業は、経営幹部が本腰を入れ、現場から目を離さないとう共通点があります。

 

 もちろん、四六時中それにつききり、ということではありませんが、まずは、幹部社員が真剣に人時管理に精通することで、現場の取り組み意欲は広がっていきます。

 

 進むべき方向を社長が示し、幹部や店長がそこに向かって一丸となって動きはじめる姿は、実に凛々しいものです。

 

 さて、あなたのチェーンでは、幹部の成長と企業の発展の為に 一歩を踏み出す準備はできてますか?

 
 今日も 最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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