今、本部がしなくていけないことを解説!

店長会議のやり方も間違っている!

人時生産性が上がらない店長の業務環境、いつまで続けますか?

2019年9月27日

伊藤 稔(株)レイブンコンサルティング代表取締役

「先生の本、読ませていただきました。この本に書かれている通りなんですよ」

 黄色の付箋が、目いっぱい貼られている拙著が、目の前のテーブルに置かれています。

「この本の通りに幾つかやってみたら、実際に人が余ってきたんです。現場では人がいない、人がいないっていうもんだから、結構、頑張って入れてきたけど、こうしてみると、実は人が多かったんですね」

 とあるチェーンストアS社の社長さんのひと言です。

――お役に立てて何よりです。その後、人時売上げはどうですか?

「それが、恥ずかしながら変わっていません。社長の私が行って、ああやれ、こうやれと言って1週間ぐらいはもっても、その後が……」とのこと。

 そこで、社長とは別行動で店舗に行ってみると、店長は「いやー、業務が多くて……」と品出しが遅れている部門の手伝いをしていました。誰でも同じように仕事ができるようにと、売場によってはローテーションを組んでやったりと独自の工夫をされておられるとのこと。

 その一方で、店長会議でこうした改善の取り組みを発表しなくてはならないため、大量の数値をエクセルに入力してグラフ化、写真を撮って、パワーポイントづくりに時間がかかっていました。

「人時売上げを手計算してうまくいったことを発表するんですけど、発表の中身よりも発表資料の量の勝負になってしまっていて……」と、やり慣れない作業でてこずっているとのことでした。

現場任せでカイゼンをすると、こうしたことが起きる

 ここで私が気になったのは、店長は資料作りに追われ、忙しくやっているにもかかわらず、現場のマネジャーやパートナーさんは何も困っていないということでした。

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