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今週の儲かる繁盛店の視点 第294話:「新たな取り組みが上手くいく企業がある 全く進まない企業があるその決定的な違いは○○です!」

「先生 今年の年末年始は 自分の店を良く見ることができ、来期はやるべきことがたくさんあることが見えてきました。」
とあるチェーンのベテラン運営部長さんの一言です。

プロジェクトを進めていきますと、運営部長や店長の動きが全く変わってきます。一言で言うとすれば。見る視点が変わってくると言えます。

今年の年末年始は、大型連休で曜日まわりがよく、天候が安定していたことから、食品を中心に多少売上がよくでています。注意しなければならないことは、そこを伸ばせば、うまくいくのでは・・・とついつい考えてしまいがちです。
人は辛いことを嫌い、楽な方法を選ぶものですが、生産性に触れるようになるとそれをやろうとすると、人件費がかかり経費倒れになることに気づきます。1月をそうやって赤字で結果を迎えてしまうと、そのペースで毎月同じことをくりかえしそれが年度の結果となる。そういったことが俯瞰できるようになります。そういう意味では、最初の月というのはとても重要です。

今までは、それで終わって何も記録が残らないから、ふたたび毎月同じ同じ轍をふんでいた。それを回避するためには、各店長がその起因となる情報をキャッチするアンテナを張り、記憶に頼らず記録に残す。ことが重要となってきます。

今は、ネット情報が溢れていて、いつでも調べられる反面、自社にこれが活かせそうだとか、この視点は重要といった情報があっても、それと商売がどう関係するのか?この先の商売にどう生かせるのか?まとめていくことが重要とわかっていても、ヤフーの検索トップ画面にでてくる情報だけに目がいって、ダラダラと無駄な時間をすごしてしまいがちです。

会社で支給されるPC画面をみれば、ヤフーの検索画面かメール画面が設定されていて、社内外のお互いの連絡方法は、電話か社内メールが主流。唯一の情報源は、地元新聞、競合チラシとヤフーの検索画面のトップ情報だけ。日経も業界紙もほとんど読まない。単行本はそれこそ10年以上読んだことがない。そういった運営部長、店長さんばかりだとしたら、心配ではないでしょうか?ということです。
こういった状態を、当たり前と思っていると、世の中が変化していることに全く気がつかなくなっていきます。

自社が業界でどういう位置にいるか?業界の枠をとってみた時、先進的な企業というのはどこを目指し、そこで従事する社員は何を学んでるのか?

とある企業のプロジェクトでも、ネット通販のAmazonを使ったことありますか?とお聞きすると、ほとんどの方が知ってはいるけど、買い物をされたことがないことがわかりました。小売りに従事される方であれば、まずは、アカウントを取得して、売り買いを実際にしてみてください。と申し上げるのですが「それどうやればいいの?」といった感じでお互いの顔を見合わせています。

アカウントとは、そのサービスを使うための会員証のようなもので、ネットから申し込んでアカウントを取得し、買い物をするときは、これを入力することで買物をすることができます。

中には、結構利用している人もいて、「水や洗剤 雑貨や重たいモノは全てネットで購入、シャツやこのジャケットもアマゾンです」と経験者ほど、これって、我々の商売と競合してますよね・・・と口々に言われます。

もともと本の通販から出発したアマゾンですが、その昔、ちょっとした専門書は大型書店に行って調べて 無ければ注文して・・・再び取りにいくといった。特殊な買い方をしなくてはならなかった書店業界の常識を大きく覆すことになったわけです。そのため世界中のリアル書店がどうなったかはご承知のとおりです。

そういう意味では、企業経営者の動きも全く変わってきています。今までは、自社の所属する業界団体やメーカー主催の勉強会やセミナーで、情報を得てから、専門家を紹介していただいてといった、昔ながらの緩やかな動きが主流でした。

今は、自社のやり方や方針にあった、講師や専門家を自らネットで検索し、著書をAmazonで購入し、直接アポをとれる時代です。拙著「儲かる個店力最大化のすすめ方」も一般書店ではほとんど扱っていないにもかかわらず、お読みいただき、社内で読ませたいからまとめて何百冊といった買い方をされ、活用される経営者が多いのは本当にこちらが驚くくらいです。

前職時代、当時、伊藤自身 西友の店舗業務改革に携わっていたわけですが、週に1回は、自費で様々な勉強会やセミナーに参加していていました。理由は、業務改革として社内で出来ることには限りがあると痛感していたからですが、幸運にも、それが自分を育ててくれた会社に大きな利益をもたらすきっかけとなったのは紛れもない事実です。

 業務改善 業務改革、営業、人事、不動産、マーケティング・・・と、自分の担当領域と関係がありそうなキーワード検索を使って検索し、本を読みその著者の話を休みのたびに聞きにいきました。

そこからヒントを得たことで、実際にビジネスを立ち上げたときもこういった活動を柱に、出会いがあったからこそ、同じ志をもっておられる経営者の方と、今、お会いし業務提携させていただくことができているといえます。

社長が読んだ本を社員が知れば、社員であればだれもがその本に興味を示すでしょうし、今は、こうしたコラムやブログで無料に情報が手に入る時代ですから、自発的にメールマガジンに登録をされるでしょうし、そうなれば会社に先回りして、自ら考え行動する社員が増え、よいスパイラルが作られていきます。たかがメルマガですが、そういった媒介ツールとして活用されてる企業が多いのも事実です。

中には、取締役の方がセミナーに参加され、うちの社長と会って欲しいと言われ、企業を訪問したことがきっかけで、お手伝させていただいたこともあります。マネジャーや店長クラスの方がセミナーに参加され、その報告書を社長が読まれ、後日社長自らがセミナーに参加されプロジェクトがスタートしたこともあります。

何でもそうですが、新しい取り組みをするときは、こうしたサクセスストーリーが必要になります。しかし、それを考え、影響を与えることは、社長にしかできないということです。

私自身も、このきっかけをつかんだのは、前職時代のアメリカ人CEOのあるスピーチがきっかけでした。

「自ら動かなければ、会社は何も与えてくれないが、自ら動けば、それは会社を通じ自分に何百倍にもなってかえってくる」というものでした。

そのCEOはスピーチがとても上手な方で社員数千人の前で大統領の演説のような話し方をするので、いつも話をきくのが楽しみでした。ところが彼も30代のころ、人前で話すのがとても苦手だったそうで、そのために、自費で学び、人前で話せるように努力したという話をしたのです。

生まれながらにして何千人もの社員の前でスピーチができたわけではなく、自らに投資して投資回収をするといった、ビジネスの原点を教わったような気がしたのです。

それまでは、研修は会社を良くすることだから企業が費用負担するのはあたりまえ。という考えでした。しかし、この一言をきっかけに、会社以外のところにこそ学ぶことがたくさんあり、そことずれているところを見つけ変えていくコトが企業再生のきっかけになることに気づいたのです。

社内だけを見渡せば、リソースも人材も限られ、出来る出来ないといった思考になりますが、やるべきことを掲げ、外に目を向ければ どうやってやればできるか?考え行動ができるようになるということです。

考えが変われば 意識と行動が変わり 結果が変わるといいますが、
現実はむしろ逆で、行動を変えることが、意識と結果にコミットできる最速の方法といえます。

さあ、貴社では 新らたに結果を出すために、社内だけをまだ見渡しますか?それとも 外の世界から自社を俯瞰し、改革のチャンスをゲットしますか?