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今週の儲かる繁盛店の視点 611号:「なぜ、本業で儲けが上がらないのか?急性期病院の構造的な問題とは?」

「地元のクリニックに戻してもらえますか?」と言ってこられる患者さんが増えてるんです。とある 急性期病院の経営者さんからのご相談です。

お話をお聴きすると、急性期治療の後、状態が落ち着いてきたら、自宅や職場に近いクリニックで処方箋をもらえるようにしてほしい、といった、患者さんが増えてきているとのこと。
 最近は、「逆紹介」や「オンライン」といった診療方法が認知されてきたことから、そういったことに取り組む病院は増えています

しかしやりすぎると、患者さんが自分の病院にこなくなってしまうわけで、どうしたらいいのでしょうか?といった悩ましい問題もあります

――――たしかにそういった心配はあります。しかし、やるべきことをしっかり準備しておけば

逆紹介は、やったほうがメリットのほうが大きいといえます。とはっきり申し上げました。

理由は、待合室での待ち時間が減って、本当に診療を必要としている外来患者さんを早く診察してあげることができるからです。
また、
一旦逆紹介で、送り出した患者さんが、再び戻ってくることで、今度は高単価な患者さんになってくれるので、結果的に収益アップに繋がるからです。

大事なことは、地域クリニックとの連携を密にし、連絡があったらすぐに対応できるようにしておくことです。

もし、ここで手間がかかる?ややこしい・・対応が良くない…というようなことになると、どこか、他の急性期病院を紹介されてしまうかもしれないからです。

こうなってしまっては 身も蓋もないので、現時点で、業務がパツパツで、そういった時間を作りだすことが出来ない、そもそも、そんなこと やれるわけない。と思っている 急性期病院には不向き。はっきりと申し上げています。

なんでもそうですが、何か新しいことを始めるには、時間も手間もかかるわけで、そのためには、何かを止めなくてはなりません。

日頃から、業務改革に取り組み、限られた時間の中から新たな時間を作り出すといった習慣のない、医療機関では大きなミスにつながりかねず、リスクとなるからです。

急性期などの大型病院の場合、院長、事務長だけでなく、医師や看護師、検査技師の方も一緒になって業務改革進める土壌があって、はじめて逆紹介作戦は生きてくるもの、ということです。 

「それにしても、どうやって、逆紹介を進めればいいの?」という声が聞こえてきそうですが・・・

具体的には、診療報酬〇〇円以下の患者さんは、逆紹介の対象とするといった基準を設定し、それに沿ってって進めていくということです。

こういった基準を予め設定しておくことで、医師や事務は診療報酬に目を向けるようになりますし、やみくもに逆紹介してしまうことによる収益悪化の予防になるからです。

そういう意味では、どんな病院でも、地域医療支援病院として、医師や事務長が一緒になって、日々収入や人件費の結果を確認していく体制を整えることができれば、利益を出せるようにすることはできます

その成果をいち早く手にするには、理事長を中心とした病院業務改革で算定基準を設定したり、業務フローを組んだりといったことを、早い段階から、準備して動くことが必須になるということです。

さあ、あなたの急性期病院では今年も、昨年と同じ道をたどりますか?それとも、業務改革を武器に、増収増益を実現されますか?

詳しくは セミナー事務局まで

著:伊藤稔