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今週の儲かる繁盛店の視点 第78話:「マッチングビジネスを支える仕組みを活かす」

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第78話:「マッチングビジネスを支える仕組みを活かす」
「イトウサン うちはこれ以上伸びるチャンスはあるのだろうか?人口が増える要素も無いし・・・」

 少し前に、ご相談にお見えになったスーパーマーケットの経営者からのご相談です

 

 確かにチェーンストアは低成長期でありますが、こんな時代でも急成長企業は必ずあります。

 その中でも、今、もっとも高い成長率を出しているのがマッチングビジネスであります。

 

 価値を与えたい側、と受け取りたい側をつなぐ架け橋となるのがマッチングビジネスです。

 いわゆる仲介業ですが、インターネットの普及に伴い、ここ数十年でそのマッチングビジネス売上は広がりつつあります。

 かつては、地方の銘産品を首都圏の店舗で売りたくても出来なかったし、首都圏の大型店のバイヤーとしても地方の隠れた銘産品を探すには手間とお金がかかった。

 それをネット上で簡単に結び付けてやってくれるがマッチングビジネス企業であります。

 

 その仕組みは小売りだけに留まらず、飲食業界でも、良質な生鮮品をインターネットで注文してオーナーシェフがこだわりの一品料理を出すお店もたくさん出現してきています。

 これらが急成長してきた企業の共通点は「毎日やる作業に手間がかからない」ことに特化しているということです。

 この「手間がかからない」ことが本当に重要なことでして、例えば、地方産地へ注文をすると、売る側にしても買う側にしても伝票の数が半端な数じゃないということです。

 店舗数が増えるほどこの伝票処理だけでも毎月大量の入力作業が発生する。

 これがPC画面上でクリック処理できることが最大の利点なのです。

 そういった電子取引の仕組みを備えているからこそ、小売りでも飲食でも安定して商品を提供することが出来るのです。

 

 そもそも、チェーンストアも高度成長期のマッチングビジネスの代表格であったのですが、これは大量にモノが売れる前提で、大量の人手を支える仕組みでありました。

 多様化・少量化への対応が求められる今、多くの手数をかけてやっているようでは利益は残りません。

 人が多いということは、余計な手続きが多いということですから迅速な対応ができないコトをも意味します。

 これを今の時流にあわせ、少量販売でも利益が残る仕組みにするには、これらを支えるコスト構造を見直すことが必要です。
 

 仮に今、お客様が売場で商品を探していて、売場を探し回ったあげく見つからないから、店員に聞くと、倉庫に行って探し、端末で調べると今は無いことがわかって、入荷まで何日もかかる。

 こんなことが、4~5回繰り返されたら、ネット通販で購入したほうがよっぽどムダが無いからみんなそちらで購入する。

 お客様は 店舗で買いたいから来てくれているのに、対応が遅ければ、パソコン操作で時間のロスなく買えるそちらで買うわけです。

 ネット通販の売上が伸びる理由は、こうした改善や要望への対応が遅いチェーンストア側が作り出してしまってる、という視点で考えてチャンスをつくることであります。

 

 けして、ネット通販の、アマゾンや楽天の品揃えに対抗するといってるわけではありません。

 その前に、店舗のムダな作業をなくし、顧客に面倒なことをさせない改善工夫をしていくことで、売上力は変化していきます。

 新たな何かを作りだすのではなく、既にあるモノとモノの間、人と人の間、部署と部署の間にある 他の人には見えていないチャンスを発見し、それをマッチさせていくことが小売業としてのマッチングビジネス力を復活させるものとなります。
 

 人口が増えない商圏の中小チェーンであっても、利益をうみだす仕組みがあれば店舗を増やすことができ、勝ち続ける道が開けると断言します。

 

 市場と社内のアンマッチ解消が出来る「仕組み」こそが、この時代の成長戦略であるといえるでしょう。

 

 多くの中小チェーン店の方々お会いする中、社長自らが弊社セミナーにご出席される会社は この手法で成功を手にされておられます。

 

 

 
 さあ、この機会に、個店力最大化を、御社の中で役立ててみてください。

 
 今日も 最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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