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今週の儲かる繁盛店の視点 第79話:「新しい取り組みで結果を出す方法」

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第79話:「新しい取り組みで結果を出す方法」

 
「イトウサン いろいろな取り組みをやってまして それが出来たら人時に手をつけたいのですが」

一年ほど前にご相談にお見えになった経営者からのご相談です
 そして「まだ 中々改善が進まないので、急遽相談したいのですが」とつい先日ご連絡をいただきました。

 

 新しいやり方手法をどのように取り入れ、利益を最大限にするためにはどうすべきか?

 人時売上をあげながら、競合を凌ぐサービスができるようになるのが1つの目標になるわけですが、

 先に売上げを上げようとアチコチに手をつけますと、すべてが中途半端となり、利益相反することがたくさんでてきます。

 

 例えば、売上げをあげるために、新聞折込チラシ追加投入があります。

 チラシは売上が伸びたという良い記憶だけがのこりがちですが、チラシを入れることによって、膨れる経費はチラシ印刷折込代だけではありません。

 その商品をエンドに陳列したり価格変更、POP取り付け取り外し、品出し量が増大するということはその分の人時を増して使っていることとなります。

 本来、作業に人が割り当てられていればムダは少なくてすみますが、人に作業がついていると、各自のもってる作業の上に、作業が投入される為どんどん人件費が増えていくのです。
 高度成長期の時代は売れましたから、多少人件費が増えても利益はのこりましたが、今は、売れない時代ですから、同じような運営方法では赤字になるのは火を見るよりあきらかです。

 前職の西友でも、売上を上げる為にチラシを連発し次々と、新しいセール企画で売上をとっていた時期がありました。

 何かやっていけば、きっとどれか当たる。

 という過去の成功体験をもとに、次から次へとお金と時間を注入していった結果、店は作業に翻弄され残業が増え、そこを無理やり抑えようとするものですから不満が増殖していき、士気はことごとく低下していったのでした。

 そして、もうどうにもならないというとこまできて、これを早期退職でなんとかさせようとしたものですから、もう店舗はガタガタになってしまったわけです。
 忙しさの名の下にそれを支える仕組みをつくらずして企画どんどんつくり、店に丸投げすれば、その効果検証などできるはずもないということです。

 そこで、必要なのが、人時という考えです。

 新企画を投入したらどれくらい人時がかかるのかを明確にすることで、この一つ一つの企画を正しく評価していこうというものです。
 

 例えば、メーカーが各店に、送り込んでくる左上に穴が開いてて結束バンドに括られてる懸賞申込のリーフレットがあります。

 あれって、どう使うのか?主管部がどこなのか?当時の西友では明確になっていませんでした。

 各店店長殿と書かれてくるものですから、真面目なパートさんは売場に一個一個丁寧に括りつけてくれるのです。

 そして一緒に送られてくる使われないメーカー販促物は倉庫に山のように積んでありました。
 問題なのは、取り付け取り外しに意外に時間がかかるということなのです。

 数を調べますと食品フロアで集めると60種類はありました。

 また、お客さんが、もぎりとっていくたびに紙くずがでて紙くずだらけになります。

 用紙がなくなったらどこへ注文すえばいいのか?それで終了なのか?全く不明の販促物モドキなのです。
 

 そもそもこれのメリットは店は全く知らせれていませんし、商品部、宣伝販促部もよく把握ていない代物だったのです。

 特に飲料メーカーなどは、売場に立てかけるような大きな看板とかも勝手に送り込んできます。

 これを取り付けたり、取り外しするのだって、店舗人時がかかってることを、本部は誰一人知りませんでした。

 ようするに特定メーカーの宣伝作業を店舗は人件費をかけてやっていたのです。

 私は店舗運営として、メーカー販促物送付の中止と、その制作コスト分の原価引下げ交渉をしてくれと商品部へ申し入れをし改善が行われました。
 けして、メーカー懸賞リーフレットを吊るすのが、悪いということをいっているのではありません。

 作業指示書にない作業があるために、主要作業が時間内に終了出来ず、利益が残せないことに問題があるのです。
 時間は全ての企業に平等にあり、同時に限りあるものです。

 大事なことは、新しい取り組みで結果を残すためには、目の前の利益をとらざるを得ない状況になる前に始めることです。

 

 社内に内在したムダを解決が出来る「仕組み」こそが、この時代の成長戦略であるといえるでしょう。

 

 多くの中小チェーン店の方々お会いする中、社長自らが弊社セミナーにご出席される会社は この手法で成功を手にされておられます。

 

 

 
 さあ、この機会に、個店力最大化を、御社の中で役立ててみてください。

 
 今日も 最後までお読みいただきありがとうございました。
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