今週の儲かる繁盛店の視点 624号:「なぜ、総合病院で上がり続ける人件費に歯止めをかけることができないのか?」
「人件費はどこまで上がるのでしょうか? 一般の企業さんも、このまま賃上げが続くと厳しいですよね」とある急性期病院の院長さんからのご相談です。
どの法人、企業も同じです。この先、労働人口は減っていきますので、給与を上げないと人が来ませんから利益が出る出ないにかかわらず、賃上げは行います。
生き残るには、賃上げを毎年実施していく前提で、5年10年とそれをクリアできるようにしておくということです。
人件費は、いちどでも予算超過する癖がついてしまうと、なかなか下がらなくなります。結果対策も遅れ気味となり、気づけは赤字が増え、高コスト体質化になっていた。といったことが少なくありません。
なぜ、こういうことが起きるのでしょうか?
理由はシンプルです
人件費の中身が見えないからです。
見えないものは管理できません。まずは、人件費の構造をしっかり理解することから始めてください。と申し上げています。
言うまでもなく、人件費は、人件費単価×業務量(人時)で算出されます。
人件費単価は市場価格で決まってくるので変えることは難しいですが、業務量を表す人時は院内の問題なので変えることは可能です。
もし、毎日の人時と患者数の実績を見える場所に張り出し、その前で、カンファレンスをやって「昨日の人時数昨比5%改善できて、患者数は何人で昨比+5%増えました。ご協力ありがとうございました」といった朝礼を毎日やったらどうでしょうか?
いままで見向きされることのなかった人件費をそのもととなる人時を見えるようにして、職員の目が行くようにしたら人件費はどう変化するか見たことありますか?ということです。
そういった、やり方で人時について触れるだけで、人件費が1~3%減ったという結果はこれまで数多く見てきました。
この数値が低いかどうかは別として、行動した結果が見えるようにするだけで、実績がかわり定着させることができる。ということです。
こうして、人時に慣れることができたら、次のステップとして、人時の最適化にコマを進めていくというわけです。
実際にこうしたことで、業務量を減らし総収入を増やした総合病院では、利益率を伸ばし4~5年以上その効果を出しつづけています。
さあ、あなたの病院では、まだ、人件費は上がるものと諦めてますか?それとも、今ぐ 見えるようにすることで、その他大勢の赤字病院をしり目に、大きく業績を伸ばしますか?
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著:伊藤稔